しかもなんなんだこの格好…
思わず目の前の果歩の姿を足の爪先から頭のてっぺんまで見た瞬間はっとする。
思いっきり肩は出てるし、背中まである長い髪は珍しく頭のてっぺんで可愛らしくまとめてある。
極めつけはショートパンツからすらっと伸びる生足がやけに色っぽくて…
まるで襲ってくださいと言わんばかりのその姿にゴクリ。唾を飲み込んだ。
「果歩、お前…ひょっとして誘ってる?」
「はっ?」
つーか、もうそれ以外考えられねーよな?
マジ、可愛すぎる。
思わずその細い首筋と足に舌を這わせたくなるぐらい。
たまらずもう一度腰を引き寄せようとした俺に、果歩が体を強張らせる。
きっと、いつもみたいに「変態」とか、呆れたように言われるだろうな…とか思いながらもその美味しそうな首筋に唇を落とそうとして――
「いいよ」
「えっ?」
「先に、ベッドいく?」
突然首に腕を回されて思わず動きを止めた。



