あの、運命の出会から2年


恋人同士になってめでたく1年とちょっと



母親に捨てられ、人を信じられなかった私に、人の温かさを教えてくれた椎名陽生


愛を知らなかった私に、とびっきり甘い愛を与えてくれた彼。


途中、陽生の偽物婚約者が現われたり、一時は険悪モードになって離れ離れになったりもしたけれど、


それでも思いが通じ合って、一緒に暮らし始めて早1年


今までの波乱に満ちた人生が嘘のように、毎日が穏やかに過ぎている私


本当、「幸せ!」なんて、柄にもなく大声で叫びたくなっちゃいそうな勢いだけど



でも……