沖田さんは素直じゃないんだから…
折角話すチャンスがあったんだし、喜べばいいのに。
「沖田くんは宮本さんの隣よ」
教えてくれたのは岬さん。
私の隣の席なんだ。
知香ちゃんは一番前の席、か。
まあ、別にこの席が嫌ってわけじゃないけどさ。
キィンコーンカーンコーン
「席に着けー」
チャイムと同時に教室に入ってくる。
先生そうゆうとこだけ全然変わらないや(笑)
《そういえばさ、昨日のやっぱダメだったのか?》
《ハイ…全然人の話を聞いてくれないんですよね…》
《やっぱ明日やんねぇといけねぇのか…》
《きょ、今日も説得するんで!!大丈夫、任せてください!》
《お前に任せるほど心配なことはねぇと思うぞ》
そ、そんなに心配なんだ(汗)
まぁ、昨日もダメだったし、今日も…

