お嬢様はこれだから。 何でも金で解決するなんてもったいねぇだろ! その点、俺が運んでけば水代だけで済むんだぜ? 結構な節約だろ? 「も、もう着いたんでここでいいです!」 「どこの飛行機から来るんだ?」 「も、もぉ!?」 怒りながらも宮本は場所を指差す。 「もう降ろしていいですよ」 ホントに大丈夫か? 「まだフラフラしてるぞ?平気か?」 「すみません、ちょっと肩を貸してください」 言われたとおり肩に手を置かせてやる。 「あ、お父様!!」