視線をカレン様に戻すと 「……カレンお姉様とお呼びしてもよろしいですか?」 カレン様の反応が怖かったシンデレラは恐る恐る聞きました。 「勝手にすれば」 カレン様は 興味なさそうに素っ気なく返事をして再び歩き出しました。 慌ててシンデレラも歩き出します。 ですが やはりカレン様のほうが歩幅が大きくて後を追うのが大変なようです。 お姉様、もう少しゆっくり歩いてくれないかな… 足痛い…。 小走りで歩いていたせいか、 靴擦れをしてしまったようです。 「あの!カレンお姉様!」