「……御代さんっ」 「は、はいッ!!?」 あたしはあれこれ 考えすぎて 呼ばれている事を 気づかなかった。 「ぼーっとしてると遅れちゃうよ??」 えっと…誰だっけ?? 斎藤さんかなあ…? それとも高橋さん? 何か違うような… 覚えていないから 頭が混乱する。 忘れたなら仕方ない、と あたしは心で決めた。