『ただいまー』 ある日沙知絵が帰ってきた時、たまたま孝治が早く帰ってきていた。 『なぁ!明日から沙知絵が16時までに帰ってこなかったら、鍵開けてやらなくて良いからな。』 嫌みのように私に言う孝治に、 『はぁ?! 16時近くに授業が終わるってのに、16時とか馬鹿じゃないの!!』 沙知絵は怒った。 危ないからという理由なら、沙知絵も納得していたのかもしれない。 でも、最近の孝治は自分の言うとおりに子どもたちが動くものだと思っていた。