沙知絵はそう答え、孝治を見た。 『少しは、沙知絵にやらせればいいじゃん。』 自分がやらない、できない、言い訳でしかなかった。 『自分のものくらい片づけたっていいでしょ?何で沙知絵が片づけないといけないわけ?』 こうやってまた、退院して早々に喧嘩をすることになった。 孝治は子どもよりも子どもで、私は自分の子どもたちに、大人になるしかないと言い聞かせた。 あの人は変わらないからと。