紺のハイソはいて、
髪の色も茶にした。
スカートも
パンツ見えそうになるくらいぎりぎりに短くした。
そう。
今日から私
[青山夢乃]
は高校生。高校1年生。

期待?
そんなもの最初っからない。昔、いじめられてたからね。なんでかいじめられたとしても、私は一回も泣かなかった。
怖いものなんて私にはないと思っていたから。


こんなことを考えていると
奥からお母さんの声が…。
「ゆめー!!遅刻するわよ!急ぎなさい!」

はいはい…
いちいち言わなくてもわかってるよ

いつまでも―…
餓鬼扱いして…。


そういう私は…いつまで大人ぶってるんだろう。