『ん…。』

気づけば周りは明るい。

私以外は、まだスヤスヤと眠っていた。

(いつの間に寝てたんだ…。)

『おなかすいたぁー…。』

布団から出て、
何か食べよう。

そう思って、そっと立とうとしたとき…

「もう、起きてたの??」

隣にいた、冬樹が起きた。

『ごめん、起こした??』

とっさに謝ると、

「いや、俺、起きてたから…。」

と返された。