合宿所に着く。

合宿所の手配は悠斗にやってもらった。

「ホテルは予算足りないから、ペンションな。」

とか言い出して

『やだー!!!!!』

っ駄々こねたのに

練習場所もあるのは
ここだけだ…と。。

「それにしても、キレイなペンション~。」

夏美が呟いた。

(てっきり、汚いのかと思ってたから意外だった。)

合宿を3泊4日行うには十分な広さだ。

「なぁ…部屋は??」

冬樹が聞いた。

(そうだよ!!そこめちゃくちゃ肝心だし!!)

「んっと、和室で布団で寝る感じ。」

悠斗が言った。

「どうやって??」

夏美がつっこむ。

「部屋が、洗面所とトイレ、キッチン、防音つき練習部屋、リビング、和室だけなんだよ…。」

悠斗の声が少し小さくなった。
「まさか…!!」

拗ねていた真人がやっと顔を上げてしゃべった。

「そう、みんなで川の字~…!!」

悠斗が開き直るように言った。
「「「えーっ!!!!」」」

ああ…神様…

3泊4日の合宿はどうなっちゃうんですか…