このまま、もう二度と
逢えないかのように・・・
杏は、樹の頬に手を翳し
樹だけを見つめて言う。
「イツキ、心配しないで
私は、すぐに
ここに戻ってくるから・・」
樹は、杏に最後のキスをした。
これで最後・・・
杏の居ない部屋に一人きりの
樹は、『青月』のマッチを
手に持ち、書かれてある番号
に電話をかける。
「もしもし・・・」
その声は、雅也だった。
「・・・杏の事を
宜しくお願いします」
「ありがとう・・・
イッキ・・・すまない」
電話越しに頭を下がる雅也の姿
が樹には見えたような気がした
逢えないかのように・・・
杏は、樹の頬に手を翳し
樹だけを見つめて言う。
「イツキ、心配しないで
私は、すぐに
ここに戻ってくるから・・」
樹は、杏に最後のキスをした。
これで最後・・・
杏の居ない部屋に一人きりの
樹は、『青月』のマッチを
手に持ち、書かれてある番号
に電話をかける。
「もしもし・・・」
その声は、雅也だった。
「・・・杏の事を
宜しくお願いします」
「ありがとう・・・
イッキ・・・すまない」
電話越しに頭を下がる雅也の姿
が樹には見えたような気がした


