それからの二人は、答えの出ない
問題に目を背け見えないふりを
続けた。
そして二人きりの生活
・・・毎日、寄り添い
楽しい時間を過ごしていた。
樹は、その傍らで今ある幸せを
噛み締めながら思う。
もうすぐ、この幸せは
消えてなくなる。
杏は、一日の終わりに
必ず樹に問いかける。
「イツキ・・・明日も
私の傍に居てくれる?」
樹の胸は、苦しくてたまらない
不安げに見上げる杏を
きつく抱きしめて言う。
「明日も、一緒だよ・・・」
『もう少しだけ・・・
このままでいさせてくれ
あと少しだけ・・・』
問題に目を背け見えないふりを
続けた。
そして二人きりの生活
・・・毎日、寄り添い
楽しい時間を過ごしていた。
樹は、その傍らで今ある幸せを
噛み締めながら思う。
もうすぐ、この幸せは
消えてなくなる。
杏は、一日の終わりに
必ず樹に問いかける。
「イツキ・・・明日も
私の傍に居てくれる?」
樹の胸は、苦しくてたまらない
不安げに見上げる杏を
きつく抱きしめて言う。
「明日も、一緒だよ・・・」
『もう少しだけ・・・
このままでいさせてくれ
あと少しだけ・・・』


