「お父さんまで行きたいとか
言い出して大変だったんだよ
そうだ、ルリに
せっかくのライブに
お邪魔して、ごめんねと
お姉ちゃんが伝えてほしい
って・・・」
「なんか、緊張する
昔の彼女さんな訳でしょう?
それで今の彼女」
二人は、顔を見合わせて
笑い合う。
杏は、瑠璃子と別れた後
そのまま真っ直ぐ帰宅した。
杏は、鞄の中に入れたままの
ピアスを取り出し使っていない
化粧道具のポーチに入れて
引き出しの奥深くに閉まった。
『イツキは、私を絶対に
裏切ったりしない』
杏は、樹にメールを打つ。
その頃、樹は仲間の話に
耳を傾け、お酒を飲んでいた。
ふと、腕時計に目をやる樹。
「イッキ、時計ばっかり
気にしてないで、もっと
飲んだ飲んだ」
朔夜の声のすぐ後に
携帯電話の受信音が鳴る。
言い出して大変だったんだよ
そうだ、ルリに
せっかくのライブに
お邪魔して、ごめんねと
お姉ちゃんが伝えてほしい
って・・・」
「なんか、緊張する
昔の彼女さんな訳でしょう?
それで今の彼女」
二人は、顔を見合わせて
笑い合う。
杏は、瑠璃子と別れた後
そのまま真っ直ぐ帰宅した。
杏は、鞄の中に入れたままの
ピアスを取り出し使っていない
化粧道具のポーチに入れて
引き出しの奥深くに閉まった。
『イツキは、私を絶対に
裏切ったりしない』
杏は、樹にメールを打つ。
その頃、樹は仲間の話に
耳を傾け、お酒を飲んでいた。
ふと、腕時計に目をやる樹。
「イッキ、時計ばっかり
気にしてないで、もっと
飲んだ飲んだ」
朔夜の声のすぐ後に
携帯電話の受信音が鳴る。


