すると笑顔で会長に 「莉那ちゃん綺麗になったね。ますますお母さんに似てきた。もう日高のおじさまとは呼んでくれないかな?」 「あなたを莉那ちゃんが最後に見たのは中学生の時でしょう。いきなり言われても戸惑いますよ」 奥様が横から口を出す。 私は実家にいつも来ていた常連客のおじさんを思い出した。 確か息子しかいなくてと私のことをずいぶんかわいがってくれていた。