秘密の片思い 〜素直になれない心〜


とりあえず食事を作りながら明日以降のストックを作りはじめた。


今日は私が食べたかったので肉じゃがと焼き魚にほうれん草のお浸しの純和風にした。


ふとさっきの会話が甦ってきた。

そういえば私の部屋が下の階にあるって言ってたよね。

なんだか話が急すぎてついていけない…。


食事が出来たのでダイニングテーブルに運んだ。


「社長出来ました。」
と声を掛けると思ってもいない言葉が返ってきた。


「社長ではなくてプライベートでは祐樹と呼べ!社長では仕事している気分になる。」


「エッ?!」


いやいやそれは無理でしょ…。

「これは命令だからな!呼んでみろ」


「祐樹さん…。」

  
「さんはいらん」


「無理です!」


「呼べ!慣れる。」


そんな無茶なこと言われても…。