次の日
♪♪♪〜♪〜
ケータイのアラーム音が鳴る。
「うぅ〜ん…」
アタシは目をこすりながら、ベットの中で身をよじらせた。
そして、ベットから出て寝ぼけ眼で制服に着替えた。
リビングに行くとテーブルの上にメモ用紙があった。
《今日、委員会の仕事あるから先行くな! 望》
お兄ちゃんは、高2になってから体育委員長になった。
もうすぐ体育祭だから色々とあるのだろう。
アタシもあと2週間もしたらムカデ競争やら、全員リレーやらの練習がある。
嫌だなー。
アタシ、絶対みんなの足引っ張る。
「お腹すいたぁー」
アタシはテーブルの上にあった朝ごはんを食べた。
どんなに忙しくてもお兄ちゃんはお母さんの変わりにいつも朝ごはんを作ってくれる。
「行って来まーす」
アタシは家を出た。
キーンコーン
「やばっ…遅刻!」
アタシはげた箱に駆け込んだ。
うわばきを取る。
すると…
ザーーッ

