そして、アタシは貴一に手を振ってお兄ちゃんについて行った。


チーン

1階に着くと、アタシとお兄ちゃんは病室に行った。

ガラガラッ

「お母さんっ!」

お母さんはまだベットで眠っていた。


「意識が戻ったら…もう大丈夫だって。」

お兄ちゃんはアタシの肩に手を置く。

「よかったあ…」


アタシはイスに座った。


「だから、もう今日は帰ろ?」
「うん…。」

時計はもう既に10時を回っていた。

朝までお母さんについていたいけど…

明日は学校だから。


アタシとお兄ちゃんはタクシーで家に帰った。

ガチャッ


家に着くとアタシはすぐに部屋に入り、ベットに横になった。