「着きました!」
「ありがとう」
アタシは急いで病院に入った。
すると、お兄ちゃんがいた。
「お兄ちゃん!」
「亜希!」
アタシはお兄ちゃんのもとへ駆け寄る。
「お母さんは!?」
「今、ケガがひどくて手術してる…」
お兄ちゃんは険しい顔をする。
「ど…しよ…―死んじゃうよ!どうしよう!」
やだっ…
「亜希!!!」
パニックになっているアタシをお兄ちゃんは抱き寄せた。
「お…兄ちゃ…」
「大丈夫!母さんはオレらを置いていったりしない!!」
「…うん」
グウゥ〜…
…アタシのお腹が鳴った。
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