「朝、食べたばっかだけど…お兄ちゃんも食べるの??」 「実はオレもペコペコ☆」 お兄ちゃんは笑う。 「じゃー、今日はアタシが作るねっ♪」 「本当か?嬉しい」 お兄ちゃんはリビングに戻り、ソファに座ってテレビを見た。 アタシはピンクチェックのエプロンを着て仕度をした。 亮から聞いた話。 それはあまりにも、予想外な事だった。