「誰?」 貴一がたずねてきた。 「あ、悠也だよ」 「ふーん」 「じゃあ…部員紹介するね。みんなー集合!」 「「はーい」」 アタシはみんなを呼んだ。 「何、新入り?」 始めに来たのは、副部長でドラム担当の 桐山 亮(キリヤマ リョウ) 「うん。」 「…あれ?」 亮は貴一をまじまじと見た。 「…なんすか」 「…貴一??」 「あれ?亮、知り合い?」 「うん。貴一、覚えてない?小学生ん時の…」 「え…」 貴一は少し考えた後、言った。