「…何その反応」 「いや…」 アタシが部長なのが、意外ってか? なかなかヒドいね。 ポンッ その時、後ろから誰かがアタシの肩をたたいた。 「亜希、忘れ物」 そう言ってアタシにシャーペンを渡したのは 高嶋 悠也(タカシマ ユウヤ) 両親はホテル業の会社を経営している。 「あっ!ありがと〜」 アタシはそれを受け取る。 悠也はモテる。 サラサラ黒ヘアーのイケメン。 きっちりした制服に、黒縁メガネ。 バスケ部所属。 それに、性格もクール。 「じゃ」 「うん。また明日!」 悠也は走り去った。