いつまでごまかさなきゃいけないんだろう。 いつまでたえなくちゃいけないんだろう。 気が付くと私はまた夜道を歩いていた。 どうしてだろう…… 危ないのに、痴漢が出るのに。 その時ふと自転車が急ブレーキをかけて止まる。 「また、散歩?」 呆れ顔の守中君がそこにいた。 あぁ、そっか、私は彼に会いたかったんだ。