「ここだよ。」 そう言って零斗くんは 私の席をさした。 「ありがとう。」 「じゃっ!」 と言ってどこかへ走って行ってしまった。 「加奈ぁ!!」 後ろから誰かに抱きつかれたと思えば 「なんだ瞳かぁ!」 「何だとはないでしょ。」 「ごめんごめん。」 彼女の名前は 大原 瞳。 私を一番理解してる人。 性格はちょっとキツいけど 優しくってほんとにいい子。 モデルみたいに綺麗で ほんっと完璧なんだ。