「はははは!!!よかったね。いい匂いになって!!」

女の子はうつむいて表情がわかんない。

周りは見て見ぬ振りをしている。



「おー!!!中野じゃん!!」

絵理と同じ制服を着た、男の子が走ってくる。

「田中くん!!!!」

絵理はさっきまでとまったく違う笑顔で田中に手を振っている。