王子様とお姫様の秘密の決断

「少し眠ると良いよ。そろそろ夜が明けるから…」

閉められていたカーテンの隙間が、ほんの少し明るい。

「しかし、凄い降ったな」

真田と言う人は、カーテンを少し捲りながら、口元に手をあてていた。

欠伸?

まさか私に付き添っててくれたの?

「君が眠るまでいてあげるよ」