王子様とお姫様の秘密の決断

見上げた天井を眺めながら、前にも似たような事があった気がすると…

あの時は私をかばって、杉本が怪我をしたんだ…

また私誰かに迷惑かけている。

「気がついた?」

ベッドの横の椅子に座り、私の顔を覗き込んでいる男の人。

車の中から声を掛けて来た人…

「悪いと思ったけど、家に連絡させてもらったよ」