--目の前には、バスケットをしている小さいあっくんが居た。 『また、泣いてるの?お父さん、怖い?』 『うん……』 『僕がそばにいてあげるからね』 ねえ、あっくん。 あたしね、幼なじみっていう関係が大好きだったんだろうなって思うんだ。 小さい時から、いつもそばに居てくれたあっくんのそばから離れたくなかったの。 あっくんの彼女見たり、はーちゃんのお姉さん見ても後悔ばっかりしちゃってて。 もう戻れないんだろうな、って。 あの、 「友達以上恋人未満」の関係に。