気がつくと、殺風景な部屋がまず最初に目に入った。 ベッドと机しかない部屋。 そのベッドの上にあたしは寝ていたみたいだった。 上半身を起こすと肋骨の部分がズキズキ痛む。 あ…そう言えば先輩に呼び出されて、…それから…。 寝起きってこともあり、頭が上手く働かない。 そうこうしていると、扉が開いた。 「あ、はーちゃん。起きた?」 「…みっちゃん?」 小学校からの友達の美陽ちゃん。 みっちゃんがなんでここに? 「ちょっと待ってて。あっくん呼んでくるから」