その時。 ---ボスッ 暗闇の中、突然お腹に激痛がはしった。 「…っ」 踏ん張りが利かなくなり、その場に倒れる。 やば…モロに今肋骨に入った…っ 「あんたさ…マジで生意気なんだけど。もう一発、殴っていー?」 「や…めろ…」 「ねえ友里恵。私、前から思ってたんだけどさ。こいつ、実は男なんじゃない?」 「あ、それ私も思った。じゃあさ…確かめよっか」 確かめるって何を… 意識が朦朧とする中、さらにお腹に激痛がはしり呼吸がしづらくなった。 友里恵とか言うやつが、馬乗りになっているんだ…。