「あれ、みっちゃん?」 「あっくん、気持ち良さそうに寝てたから起こせなかった。ごめんね」 「そっか。じゃあ二人で朝ご飯食べようよ」 はーちゃんに本当の事を言えるわけない。 でも、その話を持ち出してきたのははーちゃんからだった。 「みっちゃん」 「なに?」 「さっき、陽先輩の部屋であたしのお姉ちゃん居たでしょ?」 「…うん」 まさかこの話になるとは思わなくて、言葉に詰まってしまった。 「みっちゃんはさ、陽先輩のこと好き?」