「もう嫌なの…。こういう関係、続けていくのが怖いのっ!!」 「美優さんを見てると、どんどん心が汚くなっていくの。…協力するって言ったのも、あっくんと離れるためだから。」 何も言えなかった。言い返すこともできなった。 美陽を追い詰めていたのは美優なんかじゃない…紛れもなくオレ自身だった。 それでも、美陽の言葉はもう耳には届かなかった。 「…言いたいのはそれだけか?いや…オレがもう言わせない。」 気が付くとオレは、美陽の唇を奪っていたんだ……………。