数分後、家のチャイムが鳴り、下では母さんの声が聞こえている。久しぶりの美陽だから会話が弾んでるんだろう。


でも母さんには悪いけど、今日は美陽と楽しく会話してる余裕はないんだ。オレの心はもう限界だから…。



美陽を下に呼びに行こうとした時、部屋のドアが突然開き、美陽が入ってきた。


「…話って何?」

「とりあえず入れよ。」



早く帰りたそうにしている美陽を無理矢理部屋に押し入れた。