恐る恐る公園に近づくと、二人の女が言い合っていた。 美優と、-----美陽。 言い合っていると言うよりむしろ、美優が一方的に美陽に問い詰めてるという感じだ。 「………あいつ、美陽にまで」 だから家に連れてこなかったんだ。 嫉妬深い美優なら、美陽の存在を知ったらきっと強く当たると思っていた。 その予感は的中で、美陽はさっきからずっと俯いている。…チッ。美優のやつ…! オレが止めに入ろうとした瞬間、美陽の顔がバッと美優に向けられた。