「なんでって言われても~?おばさんに開けてもらったんだよ?」 時計は朝の6時を差している。こんな時間に…来るか?普通。 「何しに来たかって聞いてんだけど」 「蓮池くんがメール返してくれないからでしょ?私のメール無視して、橘美陽って子と電話してたくせに。」 頭を掻いていた手を思わず止めてしまった。…なんで美陽のことを? 「悪いけど、携帯見ちゃった」