改めて目の前にすると、あっくんに対する態度とのギャップに驚いた。


「あんたさ~、蓮池くんの何?」



さっきまで「きみ」だったのが、突然「あんた」に変わったり。口調の変化も半端じゃない。


「ただのお隣さん。…単なる幼なじみですけど」



「ふ~ん。あらそう」


あらそうって…。そっちから聞いてきたクセに素っ気ないな~。



「あの…何か用ですか?あたし学校行かないと」


用事がないなら帰りたい。そう言うと、彼女はキッと睨んできた。

「あんた、高校生なんだ?蓮池くんはこんな子も相手にするんだね。へ~」