翌日。
俺は昼過ぎに起きた。
今日はバイトだけだな…寝ぼけながらリビングに行くと、サツキさんがバスタオル一枚でうろうろしていた。
ちょっと…この人。
「あ、司くんおはよう」
「おはよう…」
きゃあ、とかないわけ?
さすがに俺はちょっとびっくりしたから、一言もの申したほうがいいよね。
「アナタの方がよっぽど変質者」
「は?」
サツキさんは意味がわからないといった顔をしている。
もう!
「男が一つ屋根の下にいるのに、何、その無神経さは」
「ああ、そうだね。ごめん」
サツキさんは恥じらう様子もなく、普通に自分の部屋に向かった。
俺はため息をついてサツキさんの後ろ姿を見つめた。
スタイルいいなあ…綺麗な足してるよなあ…
じゃなくて。俺はぶんぶんと首を振った。
何なのあの人は。なんとなく先が思いやられる。
サツキさんはロンTにジーンズ姿で部屋から出てきた。
うん、よろしい。
「司くんに言っとかなきゃいけないことがあって」
ん?
俺はバスルームに向かう足を止めて、サツキさんを見た。
「何?」
時間、まだ大丈夫?と俺を気遣いながら、ちょいちょいとソファから手招きした。
時間はたっぷりあるし、俺も、いろいろ細かいこと話し合わなきゃなと思っていたから、
「ちょっと、待って」
部屋に、アパート入居の頭金にしようと思っていたお金の入っている封筒を取りに行って、リビングに戻った。
まず、サツキさんの言いたいことを先に聞こうと思って、話を促した。
「何、サツキさん」
「あたしね、ソープで働いてるの」
「…」
ソープ?石けん屋さんじゃないよな。
うん、俺だってわかるよそのくらい。大人ですから。
男なら誰もが一度は憧れる、ソープランドってやつですな。
へえー。
…急になんでそんなことを言うんだろう。
「だから、さっきみたいに、ちょっと普通の女性じゃありえないようなところで、無神経かもしれないけど…ごめんね」
ああ、そういうことか。
俺は昼過ぎに起きた。
今日はバイトだけだな…寝ぼけながらリビングに行くと、サツキさんがバスタオル一枚でうろうろしていた。
ちょっと…この人。
「あ、司くんおはよう」
「おはよう…」
きゃあ、とかないわけ?
さすがに俺はちょっとびっくりしたから、一言もの申したほうがいいよね。
「アナタの方がよっぽど変質者」
「は?」
サツキさんは意味がわからないといった顔をしている。
もう!
「男が一つ屋根の下にいるのに、何、その無神経さは」
「ああ、そうだね。ごめん」
サツキさんは恥じらう様子もなく、普通に自分の部屋に向かった。
俺はため息をついてサツキさんの後ろ姿を見つめた。
スタイルいいなあ…綺麗な足してるよなあ…
じゃなくて。俺はぶんぶんと首を振った。
何なのあの人は。なんとなく先が思いやられる。
サツキさんはロンTにジーンズ姿で部屋から出てきた。
うん、よろしい。
「司くんに言っとかなきゃいけないことがあって」
ん?
俺はバスルームに向かう足を止めて、サツキさんを見た。
「何?」
時間、まだ大丈夫?と俺を気遣いながら、ちょいちょいとソファから手招きした。
時間はたっぷりあるし、俺も、いろいろ細かいこと話し合わなきゃなと思っていたから、
「ちょっと、待って」
部屋に、アパート入居の頭金にしようと思っていたお金の入っている封筒を取りに行って、リビングに戻った。
まず、サツキさんの言いたいことを先に聞こうと思って、話を促した。
「何、サツキさん」
「あたしね、ソープで働いてるの」
「…」
ソープ?石けん屋さんじゃないよな。
うん、俺だってわかるよそのくらい。大人ですから。
男なら誰もが一度は憧れる、ソープランドってやつですな。
へえー。
…急になんでそんなことを言うんだろう。
「だから、さっきみたいに、ちょっと普通の女性じゃありえないようなところで、無神経かもしれないけど…ごめんね」
ああ、そういうことか。
