覗いてみると…

私は唖然とその人物を見つめていた


その人も私を見ていた

それもとても痛い視線で…


「しゅう…へい」

秀平とは私の彼氏

普段なら、連絡なしに私の家に来る筈はないのに、
今日に限って何のようだろ…?


ってこんな場合じゃない

秀平は今にも私に背を向けて
帰ろうとしている。


追いかけないと…



「待って!秀平」

そんなただでもない様子に
気付いてか、隼人が玄関から
顔を覗かせている。

けど、私はそんな隼人を無視して
秀平を追いかけに行った