この青空の上で

「ただいまー」


花梨姉ちゃんだ

「おかえり」

「あっどうも…お邪魔してます」


「あら、秀平君久しぶりね、ゆっくりしてってねー」


そう言うと花梨姉ちゃんはリビングへと行ってしまった

「どうしよっか…」

「なあ、飯でも食いに行かないか?」


「うんっ行こう行こう」



あたしたちが来たのは近所のあるファーストフード店



秀平とあたしは注文をして席に着いた


「あっねえ、今年まだ一回も海行ってないよねー
もう夏も終わりだって言うのにさ…」


今は9月半ば

海に行くには、今が最終チャンスだ

「あっそうだなあ…じゃあ今度行くか?」



「ほんとに?やったあ

じゃあ今度水着買いに行かないと」