あたしの部屋は玄関から入って、左にある6畳の部屋


決して広いとは言えないけれど、あたしはこの部屋がなぜか気に入っていた


ベッドと机、本棚、タンス、その他もろもろの小物


まぁ普通の高校1年生の部屋だと思う…



そんなあたしの部屋に入った秀平は、あたしの家に来るのは初めてではないのに、なぜか落ち着きがなかった

「あっどっか適当に座ってて!あたし、お茶入れてくるね」


「あっおう…」


はぁ…あたしまで調子狂っちゃうよ


あたしはコップへと麦茶をそそいだ


「はいっ麦茶でいい?」


「おぅ!」


「もう、秀平さっきから"おう"しか言ってないじゃあん」


「悪い悪い。なんか変に緊張しちゃって

未来の家に来るのは初めてじゃないのにな」



あたしも緊張してるよ…



「ねっねえ秀平」
「なっなあ未来」


二人は同時に声を発した


「「あっ」」


「アハハハハ、なんかおかしいね」


「だな…ハハ」



ガチャ

「あっ誰か帰ってきた」