私、星野 未来は

今まさに、半年間付き合っていた彼氏に振られようとしています。 


何故こんなことになったのかというと

わたしの幼馴染、
水屋 隼人が原因


ことの発端は昨日の夜…

―――――

ピーンポーン

こんな夜遅くに誰だろ…?

今は夜の9時
こんな夜遅くに来る非常識なやつは
あいつしかいない…


「はぁーい」

ガチャ

「よっ!遊びに来た」

やっぱり…

何で隼人はこんなにも非常識なんだろ


「はぁ…なに?」

「だから、遊びに来た。
家入れてよ」


こんなのはいつものこと

けど、今日に限って来てしまったの

というか見られてしまったの。


滅多に来ることはない筈なのに
今日に限って…


「どうぞ…早く帰ってよー」

「はいはい!お邪魔しまーす」



ドアを閉めようとした瞬間
誰かの視線を感じた私は
マンションの廊下を玄関から

覗いてみた…