「あたし…秀平と別れるかもしれないんだよね


もう…秀平と笑い合うことも出来なくなるのかな?」


しばらく沈黙が続いたこの部屋であたしは口を開いた

「じゃあさ…もし未来が振られたら、俺がもらってやる」


ドキッ


あたしなにドキドキしてるんだろ

冗談に決まってるのに


「もっ…もう何言ってんのよー

こういうときにそんな冗談やめてよね」


「俺…意外と本気だったのにな」

「えっ?なんて?」


「……っなんでもない…
じゃあ今日はもう帰るな


いろいろと…悪かったな

じゃあな!」



「あっうん…ばいばい
また明日ね」



あたし…まだどきどきしてるよ

相手は…隼人だよ?
あたし、どうしたんだろ



このときからあたしは少しづつ気付いていたのかもしれないね


隼人という、とても大きな存在に