本物の愛



「何から食べよっかなぁ♪」

かすみはたくさんの出店を見て楽しそうにしている。

かすみはメインが花火ぢゃなくて食べ物なんだなぁ…。


「かすみ、迷子になるから」

淳君はそう言って出店を見ながらウロウロしているかすみの手を繋いだ。


すごく優しいな……。

かすみのことすごく大切にしてる。


淳君は人込みにかすみが流されないように守る感じで支えていた。

「ね、淳!クレープ食べたいっ!」

「人込みから抜けたらな」

「ええ!今でいいぢゃん」

「絶対、かすみ人にぶつかって落とすだろ」


淳君がそう言うとかすみはしぶしぶ言うことを聞いていた。


いいなぁ。

あんなカレカノ。