聞きたいことは山ほどあるのだけど。



まず、ここは何処なのか
あなたは誰なのか
あたしは何故ベットに横になっていたのか



あげたらキリがない。



けれど…聞けなくて。
聞くタイミングが掴めない。



あたしが1人で悶々としていると、なにかがあたしの頭に触れクシャッと 髪の毛を握った。



リ「え、え…」



それは、あたしの横にいる人の手で



あたしは何故か頭を撫で回されている。



ガ「おい、女。お前に聞きたいことがある」



リ「な、なんでしょう…?」



ガ「…お前は ヨ「ガリュウ!不思議さん、目、覚めたぁ?!」……ヨク」



思いっきり言葉を遮られた、ガリュウと呼ばれるその人は見るからに不機嫌になってしまった。



あたしは1人であわあわしているのに対して、ヨクと呼ばれるその人は気にもとめず、あたしに歩み寄ってくる。