海の果てに-君は海賊-




そう問うあたしに目を見開くお婆ちゃん。



そりゃ、そうだ。



そんな突拍子もないことを聞かれたら。



オ「なぜ…そのようなことを?」



リ「ミツ、とは…あたしの母の名前なんです」



…ありえないのに、



そんなことを言うあたしはどうにかしてる。



ガ「リウ、なに聞いてんだよ?」



あたしから無視されまくってるせいか、横にいるガリュウの機嫌が損なわれてきているのは気のせいなんかではないだろう



しかし、それはこの際無視だ。(なんて恐れ知らずだ、自分!)



オ「1つ聞いてもいい?」



リ「はい」



オ「あなたは、地球というとこから来たの?」



……………ッ!!!!



リ「…………なんで」



なんでお婆ちゃんが…



リ「知ってるの…?」



あたしのその言葉にお婆ちゃんは顔を険しくさせた。