…しばらく歩くと小さな村を見つけた。
かなり小さな村だけど。
リ「村だよ!!」
ガ「見りゃあ…わかる」
リ「冷めてるなぁ…」
初めての島に自然とテンションが上がるあたし。キャッキャッと騒ぐあたしにガリュウはついていけないとでも言うようにさっきから呆れ気味だ。
見えていた村に入る。
…やはり小さい。
…あ。
1つの電灯の下。
佇む影。
近づくするとそれは、お婆ちゃんということに気付いた。
リ「…なにしてるんだろうね?」
ガ「俺が知るか」
ガリュウは全く興味がないようで、スタスタとお婆ちゃんの横を通り過ぎていく。
リ「ちょ…待ってよ!!」
あたしを置いてスタスタ行くガリュウ。あたしは追いかけるように慌てて走った。

