気づいてしまった。
リ「…照れてる?」
ガリュウの火照る顔に。
あたしがガリュウにそう問いかけた刹那、
ゴッ!!!
リ「…いっ?!」
ふってきた…チョップ。
リ「痛ッ…」
あたしが両手でチョップされたところを押さえながらガリュウを見上げると、ガリュウは充分真っ赤だった顔をさらに赤くさせながら、立ち上がっていた。
ガ「て、照れてねぇよ!バーカ!」
リ「え、真っ赤な顔で言われても説得力ないよ」
ゴッ!!!
リ「いっ…たい…!!!!!」
再びふってきたチョップ。さっきの倍は痛い。
リ「ぼ、暴力反対ー」
ガ「るせぇっ!!」
真っ赤な顔であたしから離れていくガリュウ。
なんだか、可笑しくてあたしはプッと吹き出してしまう。
そんなあたしに、戻ってきたガリュウから再びチョップをされたのは言うまでもない。

