リ「ズーン…」
ガ「声に出すな。鬱陶しい」
リ「ズーン…」
ガ「うっぜぇ…」
感情を身体で…表すのがあたしのポリシー!
なんて、そういうわけではないけど。
あたしは落ち込みの度がすぎてしまい、全身で落ち込みを表現していた。
ヨクが部屋を出て行って3分たった。
あたしは既に話が聞きたくて、聞きたくて…身体が疼いてしまっている。
ガ「たく…ヨクは諦めろ。アイツは船以外の乗り物は弱くてな…。たぶん乗り物酔いの類だ」
リ「…うそーん…」
あたしてきに船が一番酔うと思うんだけど…
ヨクってやっぱり、変わった奴なんだなー…
ガ「あ!」
リ「…ぅえ?」
沈黙をつくりはじめていた空間にガリュウが、声を張り上げた。
ガ「ロクなら、知ってるな」
リ「ぬぁにぃッ?!」
ガリュウが表情変えずにそんな、言葉を落とす。
あたしはそれを自慢の反射神経?で素早く拾い、ガリュウに問い詰めた。
リ「ロクっ?!ロクってだれ?!」
ガ「ヨクの双子の兄」
リ「………頼りになる?」
真顔で言うあたしに軽く吹き出すガリュウ。
ガ「お前って、本当におもしろいな…ま、ロクとヨクは似てねぇよ」
ロ「似てるとは言われたことないなぁ」
………?!
リ「のぅあッ?!」

