「行ってきまーす。」 玄関先で声をかけて 私は家を出た。 暖かい風。 満開の桜のトンネルをくぐり 私はゆっくりと学校へ向かった 「おはようっ!」 学校へ着くと、中学時代からの 親友、伊園 瑠美が声をかけてきた。 「おはよ〜瑠美。」 「相変わらず徠夏は眠たそう!」 2人でたわいのない話をしながら 教室へと向かった。