「お前あぁいうの
見えんのか?」




少年は頭をかきながら
ばつが悪そうにあたしを見る





「あぁいうのって…
アヤカシ、幽霊の事?」




この人見えんの?








「あぁ……
なんだ…俺だけじゃない
んだな…」





そう言って胡座をかいた








ここ廊下ですが…?


さすが不良!ヤンキー!






「というより…
あなたみたいな人は
まれにいるけど?」







あたしは少し違うから







「お前は違うのかよ」





少年はあたしを見上げる






目つき怖い(笑)








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